日本100名城スタンプラリー帳比較:公式本の徹底検証

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日本100名城スタンプ帳付き公式ガイドブック

お城が好きでお城巡りを始めると、いつしか日本100名城スタンプラリーに辿り着きます。

お店やインターネットショップで探してみると、日本城郭協会が出しているスタンプ帳付きの本は2種類みつかります。

どちらを購入したらいいんだろう?、どちらがオススメですか?という疑問をよく聞きます。

すでに公式ガイドブックが出てはや数年。

現在の公式ガイドブックはどうなっているのか?検証しながら比較し、それぞれのメリット・デメリットから購入する公式お城本選びの参考になればと思います。


1. 日本100名城スタンプラリーとは?

すでにこのページを見られている方にとっては周知の事かと思いますが、ここで改めて「日本100名城スタンプラリー」についてご紹介致します。

1-1. 日本100名城の制定とスタンプラリーの開始

2006年(平成18年)2月13日、公益財団法人日本城郭協会によって発表された日本100名城は、2006年(平成18年)4月6日の「城の日」に各お城に名城認定証が渡されました。

その後の2007年(平成19年)6月から、日本100名城を楽しんで巡ってもらうために日本100名城を探訪するスタンプラリーが開始されました。

1-2. お城巡りの楽しみ方のひとつ

お城部長である私も、お城部の活動を始めて数か所のお城を巡った後に、日本100名城スタンプラリーの存在を知りました。

それと同時に、

(部長´∀`)「お城部で行った城にもう一度押しに行かねばならない!」

という嬉しい?(悲しい?)事実が突きつけられました。

最初の目標は国宝のお城、その次に現存12天守・・・
という目標を掲げていたところに「日本100名城」という存在を認知します。

もちろん、これによりお城巡りの楽しみが更に広がった事には違いないです。

でも、できればお城巡りを開始する前に知っていれば・・・と思ってしまいますよね。

そんな経験から、お城好きだなあ、行きたいなあと思ったら「日本100名城スタンプラリー」の公式本を購入することをお城部.comでは推奨しています。

1-3. 日本100名城制覇後

登城完了認定印
現在、公式本を購入するとスタンプ帳には日本100名城を制覇した後に日本城郭協会へ送付すると「登城完了認定印」を押してもらえるスペースが存在しています。

最初の頃のスタンプ帳には無かったスペースです。

認定スタンプを押してもらうには、日本100名城スタンプラリーの制覇後にスタンプ帳そのものを日本城郭協会に送付する必要があります。

2. 日本100名城スタンプ帳の種類

現在、日本城郭協会が公式に認定しているスタンプラリー帳付きの本は2種類のみとなっています。

もともとは「公式ガイドブック」の一択でしたが、持ち歩きに便利なハンディタイプも2012年に出版されてからは2種類となりました。

ここではその2冊の本の内容を紹介していきます。

2-1. 日本100名城公式ガイドブック

まずは2007年5月に学習研究社より出版された「日本100名城公式ガイドブック―日本の文化遺産「城」を見に行こう (歴史群像シリーズ) 」のご紹介です。

日本100名城公式ガイドブック
この本はスタンプラリーの開始直前に出版された、はじめてのスタンプ帳付き公式ガイドブックです。

選定理由の解説をはじめ、100名城それぞれの見どころも紹介されており、さらには「日本城郭検定」の公式テキスト(2級・3級に対応)にもなっています。

2-2. 日本100名城に行こう―公式スタンプ帳つき

次に発売された公式スタンプ帳つきのお城本が、こちらの「日本100名城に行こう―公式スタンプ帳つき」になります。

日本100名城に行こう
この公式本が発売される前には「ハンディタイプ」の公式本が存在していました。
しかしこの公式本にはスタンプ帳が付いていないものでした。

その点をカバーし、新たに発売されたハンディタイプの公式本が「日本100名城に行こう」なのです。

3. スタンプ帳付きオフィシャル本の比較

それでは、実際にどちらの本を選んだら良いのかを悩まれている方向けに2つの書籍の比較を行っていきます。

3-1. 比較表

日本100名城公式ガイドブック 日本100名城に行こう公式スタンプ帳つき
価格 1,620円(税込) 617円(税込)
出版社 学習研究社 学研パブリッシング
発売日 2007/5/25 2012/03
ページ数 143ページ 139ページ
サイズ 25.4 × 18.4 × 1.6 cm
(B5判サイズ相当)
21 x 14.8 x 1 cm
(A5判サイズ相当)
重さ 約463g
(スタンプ帳 約40g含む)
約246g

3-2. 公式ガイドブックのメリット・デメリット

公式ガイドブックのメリット

  • スタンプ帳のみを持ち歩きたい場合は非常に軽い。(スタンプ帳 約40g)
  • スタンプ帳は見開き1ページに最大12個のスタンプを押せる。
  • 日本城郭検定を受けたい場合は公式テキストとなる。

公式ガイドブックのデメリット

  • ガイドブック自体を持ち歩くと大きいし重いしでかさばる。
  • スタンプ帳を自宅に保管している時に、薄いので見失いやすい。

3-3. ハンディ版のメリット・デメリット

ハンディ版のメリット

  • スタンプ帳のみではなくガイドブックも持ち歩きたい時は軽い。
  • スタンプ帳には該当のお城の写真と情報付。

ハンディ版のデメリット

  • スタンプ帳は見開き1ページに最大6個のスタンプしか押せない。
  • 公式ガイドブックのスタンプ帳のみを持ち歩くよりは重いスタンプ帳となる。

4. タイプ別おすすめ本

4-1. 一人旅派に!

一人旅が多い、または1回の旅行で複数のお城を攻めることが多い人にはスタンプ帳のみを持っていく方が身軽ですので、「公式ガイドブック」をオススメします。

もちろん、行く前の綿密な旅程とお城の下調べはしていかないと、ガイドブック自体も持って行かないといけないため、計画性のある一人旅派におすすめです。

4-2. みんなで一緒に!車で!

大人数で車を利用してお城巡りをするような場合には、そんなに重さを重視せず車に置いていけば良いので「ハンディ版」でも良いでしょう。

4-3. 城郭検定を受けてみたい

すでにお城の知識や、お城が好きすぎて、「いつかは日本城郭検定を受けたい!」と思っている方には「公式ガイドブック」がおすすめです。

私、お城部長も「公式ガイドブック」と「公式問題集」のみの勉強で城郭検定2級を受検し、見事に合格できましたので、2級まででしたらこの2つを勉強すれば大丈夫かと思います。

5. まとめ

お城巡りの必需品と考えるガイドブック選びの参考となるように比較を行ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

今後もこの2冊以外のスタンプ帳が出ることも考えられますが、現状ではこの2冊から選ぶか、またはオリジナルのスタンプ帳を作るかになってくると思います。

色々な事を踏まえつつも、結局のところ、お城部長の考えとしては両方を購入することがもっともベストだと考えます。

2冊を持っていると片方を無くした時のスペアにもなりますし、安心です。

みなさんも是非、公式ガイドブックを手にして日本100名城巡りを楽しみましょう!

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