2011年の津和野城登城記。
いよいよ津和野城の本城エリアに入ってきた其ノ参に続き、
天守台エリアへと進んでいきます。
工事中の仮説足場を抜けると間近に天守台。
一番高い曲輪より1段低い部分にある天守台が津和野城の特徴です。
津和野城の説明書きはさきほども有りましたので、ここでは書きませんが、
今度の看板には本城の形が左に載っています。
地図を見ても分かるとおり、この看板の前が天守台となり、
背後の飛び出た部分が三の丸になるようです。
こちらが看板背後の天守台石垣です。
先程の説明書きにもありましたが、天守台の石は石英閃緑岩で築かれ、
大きい石で2トンを越えるものがあるらしい。
確かに石垣が全体的に白っぽく見えますね。
こちらは東門付近。
そしてこちらは天守台の上から撮影した三の丸の全景です。
三の丸の先端には「海老櫓」が建っていて、その左手前に「台所櫓」があり、
さらに手前に「馬立」があり左手前あたりに「西櫓・西門」という配置だったそうです。
こちらが天守台下あたりから見た西櫓の石垣です。
西櫓の土台となっていた石垣です。
小さいと思えるかもですが・・・
西櫓は櫓門形式だったので、
この二つの石垣の上に乗っていたと考えると・・・
結構大きかったのでは?と思えます。
リフト茶屋で見た絵では二重櫓が描かれておりましたし。
さて、天守台に沿って歩いて行きましょう。
西門を過ぎたあたりには番所が建っていたようです。
これを過ぎて向かう方角には三の丸があります。
前方に三の丸と、人質櫓の石垣が見えてきました。
ちなみにここから左側へ上がると「三十間台」と呼ばれるいわゆる本丸にあたる曲輪に行けます。
登山口から続く「中国自然歩道」は、ここ三の丸へと繋がっていました。
三の丸の石垣も見えます。
標高が高いところではありますが、落下防止の手すりとかロープも無いので、
あまり崖側には近づかないように注意しましょう。
さて、人質櫓が全貌を現し始めました。
津和野城で一番見ておきたいスポットとされる櫓跡です。
そして辿り着いた石垣群です。
本当に人質櫓は圧巻の石垣ですね!
大きさが分かりにくいかも知れませんが、かなりの高石垣です。
山の上でこの高さの石垣はかなり凄いと思う。
それにしても何故、人質櫓という名前なのだろう?
人質を収容していたのでしょうか?高いから脱出も出来なさそうですし。
こちらは人質櫓の下から見た三の丸の全景です。
三の丸は南側に向けて長く広がっています。
そしてその三の丸の先端には南門があったとされています。
ちなみにこの先をさらに行くと、「東出丸」があり、
「中荒城」という、中世山城時代の出城となっていたお城跡もあるようです。
そのままさらに山を下ると「鷲原八幡宮」へと辿りつくのが「中国自然歩道」のルートらしい。
さすがにそこまで行くと帰りが辛い(笑)
こちらは南門跡からの人質櫓と三十間台です。
それにしてもやはり人質櫓は存在感があります。
これを観るために登ってきた感じなので、見れてよかったなあと思いました。
そして津和野の街を見下ろせるこの景色。
そして津和野と言えば「SL」が走る街。
実際に走っているSLを、お城の上からではありますが、
初めて見ることができました。
津和野のSLは「SLやまぐち号」と言い、
今も現役で新山口からここ津和野までの2時間のルートを走っているそうです。
機会があったら乗ってみたいものです。
以上、津和野城の人質櫓までをレポートしました。
次はいよいよ津和野城のてっぺん、三十間台へと登っていきます。
【津和野城登城記】
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ壱
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ弐
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ参
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ四
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ五
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【津和野城についてはこちら】
日本100名城 No.66 【島根県鹿足郡津和野町】津和野城