2011年5月14日(土)快晴。
山口県の岩国城を訪れた後に向かった次のお城は、
島根県にあります、津和野城でした。
岩国から、高速を使わずに山道で約2時間ほど。
島根県に入り、この赤い大鳥居が見えてくると、
そこはいよいよ「山陰の小京都 津和野」になります。
とくにこの辺りの景色では小京都感が味わえませんが・・・
左手に進むと津和野城方面、右手に行くと津和野駅となります。
ちなみに山あいの道を降りてくる時に、
津和野城の石垣が見えたりしてテンションがあがります。
お城に向かって進むと津和野川が現れます。
その津和野川を渡るための幸橋の向こうになにやら建物が。
車の助手席からの撮影で申し訳ありませんが・・・
こちら、馬場先櫓です。
旧津和野藩邸の隅櫓だったとされる櫓で、入母屋造りの本瓦葺き。
1856年ごろに再建されたいますが、現存の櫓です。
さらに車で進むと見えてくるのが、この「物見櫓」です。
津和野藩主亀井家の藩邸跡に造られた公園である「嘉楽園」の中に
藩主が祭礼を眺めたというこの物見櫓が現存しています。
そんなわけで二つの櫓を通り過ぎ、
津和野城の麓にあります駐車場までやってきました。
そう、津和野城は観光リフトで山道を登れる親切設計。
そしてこのリフト茶屋に「日本100名城スタンプ」が設置されています。
地図を見ても分かるように・・・リフト使わないと結構大変な登山です。
津和野城の築城は、1282年に能登から入部した吉見頼行によって始められ、
その当時は小規模な曲輪を連ねた典型的な中世山城だったそうです。
その後、関ヶ原の戦いの行賞で入城した坂崎直盛により、
三重の天守を有する石垣造りの近世山城へと変わったのだとか。
さて、ひとまず日本100名城スタンプを押しに行こうとリフト茶屋へ。
しかしなにか看板が出ている・・・
なんと!リフト運休中!!
・・・っていうのはすでに下調べしていたので知っていたのですが・・・
さすがに一人旅でも無いし今回はスタンプだけで・・・と思って茶屋へ。
結構本格的にリフト改修していました・・・
ここが動くのが2011年の7月21日から。
夏休みに合わせての改修のようですね。
ちなみに往復運賃は大人450円、子供でも400円だそうです。
それを覚悟で、今回の山口方面の旅行に組み込んだ津和野城。
同じ島根県でも松江城からでは津和野は遠いですからね、しょうがない。
とりあえずこちらのリフト茶屋に・・・って誰も居なかったですが。
(建物の裏あたりで人の気配はありましたが、なにか作業中だったかも。)
日本100名城スタンプは普通に置かれてました。
シャチハタの方です。
他のスタンプも一緒に。
さて、ついでにこの茶屋で津和野城関連のパンフを頂きます。
結構日焼けがあったりして歴史のある風合いのパンフでした(笑)
茶屋には他に、こんな津和野城の案内図も。
リフトを使うと出丸(織部丸)付近まで5分で行けるようだ。
そこからさらに15分で天守台。
登山道なら40分・・・半分短縮できるようです。
こちらは当時の津和野城でしょうか?
しかし三重の天守があったらしいのに書かれていないようですね。
1686年に火災で天守が焼けたそうなので・・・その後の図でしょうか?
現在の縄張りが立体的にわかる模型もありました。
本丸の下の一段低いところに天守があった津和野城。
石垣がよく残っているお城なので・・・やはり観に行きたい・・・と思い始めます。
ひとまずリフト茶屋を離れ、そのまま山道を車で登って行くとあるのが、
こちらの「太皷谷稲成神社」です。
なんと、日本五大稲荷のうちのひとつらしいです。
こちらはまた後ほどレポートいたします。
太皷谷稲成神社から見える津和野の街。
「これ、もっと上で観たらいい景色なんじゃない?」
と山登りをアピール(さりげなく)
写真中央部分には先ほど通ってきた馬場先櫓も見えます。
あら、こんなところに登山道♪
さて、津和野城登城記は「其ノ弐」に続く?
【津和野城登城記】
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ壱
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ弐
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ参
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ四
- 【登城記】津和野城(日本100名城 No.66) – 其ノ五
- 【観光スポット】太皷谷稲成神社 – 津和野城周辺寄り道スポット
- 【観光スポット】森鴎外旧宅 – 津和野城周辺寄り道スポット
- 【グルメスポット】三松堂の源氏巻 – 津和野城周辺グルメスポット
【津和野城についてはこちら】
日本100名城 No.66 【島根県鹿足郡津和野町】津和野城