さて、2010年夏の金沢城登城記。
この其ノ四にて最後となります。
本丸に突入した其ノ参からの続きで、本丸の残り部分を探索します。
本丸の、丑寅櫓に行く道とは違う方向へ進みます。
お城として整備されているのに、本丸だけ自然が生きている・・・というお城はなんだか珍しい気もします。
このあたりは「東の丸」とも書かれています。
この東の丸を奥へ進むと・・・
森の中に居ましたが、光が見えてきました。
其の場所は・・・
辰巳櫓跡でした。
本丸の東南にあたる場所にある櫓跡。
辰巳櫓跡からの景色。
やはり左手には兼六園。
そして下に見えるのは・・・
最近復元整備された「いもり堀」です。
台が整備されておりますが、こちらは「鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)」を復元したものだそうです。
さて、辰巳櫓跡から本丸の南部分に沿って歩いていきます。
本丸、ここには天守閣が建っていたのですね。
その後、消失し三階櫓になったとか。
なにやら人工的な池もありました。
いつ作られたものでしょうね?
本丸の森を抜けると三十間長屋が見えてきました。
本丸附段にある2層2階の多聞櫓で、石川門と同様に重要文化財に指定されてる古い建物。
南面は入母屋造りですが、北面は土台の石組よりも外壁がさがっており、切妻造りです。
三十間長屋、なまこ壁も特徴がありますね。
この三十間長屋があるあたりは「本丸付段」といいます。
ここから下に降りられるルートを発見。
本丸付段から薪の丸の方へ降りる道から帰ります。
ちなみにこのあたりには櫓が建っていたそうです。
石垣めぐりルートにもなっているので、ちゃんと道が整備されています。
しばらく歩くと、本丸の南側の石垣部分に出ます。
ここの上には「申酉櫓(さるとりやぐら)」があった場所で、打ち込みはぎの石垣が見られます。
よく見ると、石垣には各種の刻印も見られます。
さて、石垣を降りていくと金沢城の南部分へ到着。
ここから最初に入ってきたいもり坂の入口はすぐ近くです。
さきほど横を通過してきた申酉櫓跡の石垣もよく見えます。
すぐ横には石垣の組み方の展示などもありました。
これは切石積みという積み方。
そして石垣とは逆方向には芝生が広がっています。
この整備された芝生の先が・・・
つい最近に復元され、水がはられたいもり堀でした。
非常に暑かった金沢・・・
お城内をまんべんなくは見られませんでしたが・・・観たことなかった本丸部分を探索できたので満足。
そしてまだまだ復元等を含め、いろいろ開発されていきそうな金沢城は楽しみですね。
以上、金沢城登城記でした。
【金沢城登城記2010】
- 金沢城(日本100名城 No.35) – 其ノ壱
- 金沢城(日本100名城 No.35) – 其ノ弐
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【金沢城登城記2008】
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日本100名城 No.35 【石川県金沢市】金沢城