さて、2010年夏の金沢城登城記の其ノ弐では二の丸内の復元建物である
「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」に入っていきます。
建物の入口は五十間長屋のあたりになります。
靴を脱いで、袋に入れて持ち歩いて移動するスタイル。
入ると、いろいろな説明と共にルートが決められています。
まずは菱櫓の1階部分へと向かいます。
菱櫓は三層三階建ての櫓で、四隅の角度が80°と100°という菱形の形から「菱櫓」という名前なんだそうです。
なかなか難しい工法のようですね。
こちらは菱櫓の出窓の石落し。
珍しい工法なので、ガラス張りにしてその柱脚部分の中身が見られるようになっていました。
柱の断面が菱形・・・というのも注意深く見てみないとなかなか気づきませんね(笑)
さて、菱櫓の2階に上がってきました。
菱櫓から三の丸広場。
ちょうどこの日から「金沢城オペラ祭」ということで・・・
三の丸は機材が設置され、立ち入り禁止となっていました。
そして菱櫓からもう一つ。
明治14年に消失し、2年前までは無かった「河北門」が復元され、観ることができました。
河北門は枡形門の形で、三の丸への入口となる実質的な大手門の役割をしていたそうです。
しかし、この日は三の丸でのコンサートもあったため、
遠回りをしないと行けなかったので間近では見られませんでした。
さて、菱櫓の頂上である3階まで上がってきました。
一番高いところであるので、風も入り涼しかったです。
ここから菱櫓の2階に降り、五十間長屋の2階を通り、屋根の端にあたる橋爪門続櫓に向かいます。
さて、五十間長屋の2階部分です。
こちらでは各種展示に加え、映像にて復元の模様を知ることが出来ます。
五十間長屋の2階には天井板が貼られていないので、松の木の梁の木組みなどがよく見えます。
ちなみに2階部分は昔、武器などを保管する倉庫の役割をしていたとか。
模型やジオラマなど興味深い展示もあったりします。
さて、橋爪門続櫓2階まで来ました。
ここにはエレベーターがあります。
この建物自体がバリアフリーになっており、車椅子の方でも観覧ができるようになっています。
さて、さらに1階上がって橋爪門続櫓3階まで来ました。
こちらからは石川門の石川櫓が見られます。
なお、石川門ではしばらく修理が行われるようです。
櫓・続櫓 平成22年7月29日(木)~平成23年3月下旬
附属左方太鼓塀 平成22年7月29日(木)~平成25年9月下旬
という日程で見られない部分もありそうです。
ちなみに橋爪門続櫓の下あたりも工事中。
橋爪門の埋蔵文化財調査のため、6月28日(月)から橋爪一の門を閉鎖しているそうです。
そんなわけで復元された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部をご紹介しました。
其ノ参では、本丸跡へと散歩致します。
【金沢城登城記2010】
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