さて、高岡城登城記もラストの其ノ参です。
高岡市博物館にて、石垣の刻印を観ることをススメられたので・・・
その石垣を観るために来た道を引き返します。
その石垣は、二の丸と本丸の間にあります。
二の丸と本丸は土橋で繋がっているのですが、その土橋の下には石垣が組まれています。
高岡城では少ない遺構のひとつ。
2回目なのに2回ともスルーしていました・・・。
土橋の隅、本丸側には下に降りられる階段があります。
ここを降りていくと、土橋のところに降りられるのです。
なかなか見事な石垣が残っています。
さらに近くに寄ることもできます(草むらの中に入りますが・・・)
石垣の石はよく見るとたくさんの刻印が入っています。
このダンゴ状のモノはよく見るような・・・。
こちらにも刻印。
看板の説明にも書かれていましたが、キリシタン大名であった右近の縄張り設計から、
キリシタンに関係あるのでは?という説もあるようです。
注意深く回らないと見逃しそうなスポットではありますが・・・
高岡城の遺構、見ておきたい部分です。
さて、石垣を見終えて再び博物館のあった鍛冶丸へ。
そこから北へ、明丸を目指して歩きます。
前回、高岡城を訪れた時も通らなかったルートです。
歩いて行くと右手には外濠で一番深い場所であるらしい枡形濠が見えます。
別名を塵不溜(ちりたまらず)というそうです。
ここにはよく、白鳥が泳いでるそうですが・・・
今は日陰にでも逃げているのでしょう(笑)
ちなみに反対側の左手には先ほど降りた土橋。
こちら側から見える部分には降りられませんが・・・こっちにも刻印があるのでしょうね。
さて、明丸に入ると急に動物園が現れました!
しかも入場無料の動物園です。
動物園には多数の動物が!
フラミンゴや・・・猿。
馬や、ペンギンなども。
しかし、ここの動物園の特徴は・・・
ワル知恵袋・・・(笑)
なかなか味のある動物園でした。
それにしてもお城の中に動物園って多いですね。
さて、明丸から三の丸に向かう途中には朝陽橋が遠くから見られます。
前回来たときは、この近くの搦手口から入城したのでした。
民部の井戸は利長が右近に作らせた、高岡城の遺構のひとつ。
そんなわけでぐるりと回って、再び小竹薮へと戻ってきました。
なお、この高岡城では現在「お堀めぐり」を楽しむことができるそうです。
見事なお堀の縄張りが残るこのお城で遊覧船を楽しんでみてはいかがでしょうか?
【高岡城登城記2010】
【高岡城登城記2008】
【高岡城についてはこちら】
日本100名城 No.33 【富山県高岡市】